【ひとりたび】一人静かに熱海へ出かける

くらし

こんにちは、小野です。

みなさんは、一人旅をしたことはありますか?

2020年の秋に、21歳の小野は初めて一人旅をしました。

ちょうどGO TOトラベルが出ていた時のことです。

一人であちらこちらお散歩するのが好きなので、よく遠出はしていましたが、一泊二日の泊まり込みは初めての体験でした。

※食事の際以外はマスクを着用し、細心の注意を払い今回の旅を行いました。

【AM8時】熱海でも朝は焼きたてのパン

AM8時 熱海駅着。

駅は、これから仕事に向かうであろう人たちが多くいて、とっても賑やかでした。

朝ごはんからスタートしたい小野は、始めにお目当てのパン屋さんに向かいました。

熱海というと、新鮮な海の幸をイメージするかと思います。

朝どれの魚を味わうのも良いのですが、何やらクロワッサンがとっても美味しいパン屋さんを見つけたので、朝食はパンと決めていました。

熱海の観光名所でもある「平和通り名店街」には、まだお客さんの姿はなく、看板の準備や店の前をはくなど、開店の準備をしていました。

そんな静かな商店街で、焼きたてのパンの香りに誘われ、まるで大きな切り株の中にあるようなパン屋さんにたどり着きました。

商店街の静けさとは違い、朝の8時でもお店の中は賑わっていました。

お目当のクロワッサンは焼きたてポカポカで、小麦とバターの香りを嗅ぎながら、サクッサクの食感に幸せを感じました。

熱海一人旅、はじめました。

玉ボケが小麦の妖精のようでした

【AM9時】来てくれてありがとうの珈琲

パン屋さんは早くからオープンしていても、他のお店はまだシャッターをあげてはくれません。

静かな熱海を歩きながら、数時間後どんな観光地の顔をしているのだろうと、わくわくしながら歩きます。

1時間程度散歩していたので、熱海駅前についての道にはだいぶ詳しくなっていました。

プラプラと歩きながら、ホッと一息つきたい喫茶店を探していると、まるで銀座のサロンのようなお店を見つけました。

お店のマスターはとても気さくな方で、小野が楽しそうにカメラを構えていると「カメラ好きなの?」と声をかけてくれました。

カメラを持っていると話しかけられるのって、結構あるあるかと思います。

他にも、熱海では道路工事のおじさんに「プロのひと?カメラいいねえ」と話しかけてもらえました。

喫茶店のマスターさんは、いろいろな話をしてくれました。

熱海がどうやって栄えてきたか、最近波に乗っている裏話などなど…。

「来てくれてありがとう」

マスターのその言葉が、1番心に残りました。

このころ、新型コロナウイルスが飲食店へ大きなダメージを与えはじめていた時です。

熱海の人は熱海が大好きで、そんな大好きな街に来てくれるお客さんが、本当に大好きなんだなと強く感じました。

気分は銀座のサロン

【こばなし1】

「お姉さん何撮ってるの?」

「あ、このポストです」

「そんな廃れたものを?」

「これがいいんですよ〜」

「ふううん」

こういうの好きよ。

【AM10時】優しさの温泉卵

温泉!といえばの間欠泉を見に行くために、一人坂を登っていると、お目当の間欠泉ではない小さな小さな温泉を見つけました。

カメラを持つとなんでも素敵に思えます。

この年の夏に初めて買った一眼レフに早く慣れたくて、パシャリパシャリとシャッターを切っていると背後から声をかけられました。

「お姉さん!あそこで卵買うといいよ!」

熱海の方がたは、本当に素敵な人ばかりです。

何やらこのおじさんは観光ガイドをしている方らしく、小さな温泉のその真正面にあるお店屋さんで卵を買い、この窯の中に入れると出来立ての温泉卵が作れる、という裏技を教えてくれました。

おじさんは他にも、熱海のおすすめ観光スポットや歴史についても教えてくれました。

本当にカメラを持つと、わらしべ長者になった気がします。

片手での撮影は難しかったです。

【AM13時】映えから離れ優しい干物

熱海で今1番話題のお店といえば、溢れんばかりに盛られた海鮮丼で有名な「おさかな食堂」かと思います。

あのきらびやかな海鮮丼には、小野も心動かされ、お昼ご飯はそこでいただく予定でした。

しかし、お店の目の前にたどり着くと、そこには大学生の行列ができていました。

流石インスタ映えの名店、といったところでしょうか。

流石に大学生に紛れて数十分並ぶ勇気はなく、泣く泣くお店を後にしました。

賑やかな商店街を通りすぎ、海辺の近くまでやって来た小野は、何やら素敵な外観のお店を見つけました。

そこは、熱海の名物である干物屋さんです。

魚は好きでも、きちんとした干物を食べたことがなかった小野は、店主さんおおすすめの定食をいただきました。

店主さんは「干物大丈夫?」と心配してくれました。

東京で修行を重ねた凄腕の店主さんらしく、旨味がぎゅーっとつまった干物が本当においしかったです。

そして、これから行こうとしている場所の話をすると、現地よりも安く購入できるチケットの買い方など教えてくれました。

地元話や熱海でご活躍している友人のお話など、本当に楽しいひと時でした。

ご好意でしらすいただきました。

【編集後記】

これが、熱海に到着してわずか数時間の出来事です。

分かったことは、熱海の方々は本当に自分の地元を愛していて、そんな大好きな街に訪れる観光客に本当に優しくしてくれること。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回、熱海1泊目午後の部です。

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